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<Photo:東北高校 中津川監督>

ソフオン編集部 ふくじーにょです。さて、今回から2回の連載で東北高校 中津川監督への独占インタビューをお届けすることになりました。常識にとらわれず、進化を続ける中津川先生の頭のなかを覗いてみましょう!


●45分に区切る“中津川流”練習スタイル
●10年前にはなかった「ネット際の攻防」の必要性
●形だけの基本ではなく、より実践に近い練習と感覚を磨く練習が求められている


[中津川澄男 監督 プロフィール ] 
 東北高校 ソフトテニス部顧問 
 ナショナルチームU-20男子監督
 

−−−中津川先生、本日はよろしくお願いします。指導方針や現在のソフトテニスの流れなど、いろいろとお話をお聞かせください。


中津川:わかりました、よろしくお願いします。

−−−まず、東北高校の練習について伺いたいのですが、普段のスケジュールはどのようになっているのでしょうか。

中津川:スポーツコースの場合は少し早めから練習をスタートできるのですが、平日は15時から18時半くらいが基本の練習時間になっています。土日は練習試合になることが多いですね。

−−−場所は学校のコートだけですか?

中津川:そうです、4面あるうちの1面は硬式が使っていますから、ウチで使えるのは3面。男子が36人で2面、女子が22人で1面を使う計算です。

−−−そうなんですか!?それはやりくりが大変ですね。

中津川:だからこそ工夫した練習が必要になってくるんです。練習には長時間しっかりやるものと、集中してやるものとあります。で、ここで大事なのは集中して取り組む練習です。よく「集中しろ集中しろ」といいますが、集中とは“目的意識”を持った状態のことをいうと思うんです。ただ漠然と練習をやるのではなく、足なら足、ラケット面ならラケット面に意識を持って行う。それが集中して取り組むということです。

−−−なるほど、確かにいろんなところに意識が散らばると集中できません。では、具体的にはどのような手法をとられているのでしょうか。

中津川:ウチでは練習を45分前後に区切って行っています。
当然、練習時間は限られていますから、限られた時間でやらなければいけない項目を考えたとき、1つの項目に割ける時間を考えるとこうなりました。また、45分から50分は普段の授業時間ですから集中することもできます。
ボレーならボレーで45分。サーブも45分。ただ、これもそのままだと集中などできませんから、さらにテーマを5分毎に細分化して行います。ボレーのステップに5分、捕り方に5分といった感じでひとつずつの目的をはっきりさせると集中力は持続されるんです。

−−−確かにその方法なら集中して取り組めそうですね。時間がないといわれる中学の部活などでも生かせそうです。

中津川:そうですね、特にその年代はメリハリが大事です。休むときは休む、練習するときは練習するというメリハリがないと集中力をコントロールすることもできません。私が指導者になった頃はとにかく数多く練習をして、長時間やった者が強くなるという感覚でしたが、それだけでは強くなれません。仮に私が今選手だったとして、自分で練習メニューを立てるとしても、きっとメリハリのあるものにするはずですから。

−−−そうですよね、逆の立場なら効率のいい練習がしたいでしょうね。ちょっと興味があってお聞きしますが、もし先生が強豪でもない普通の中学校に異動になったとしたら、どんな指導をされると思いますか?

中津川:たまに聞かれる質問ですね。練習に関しては大きく変わることはないでしょうけど、経験の少ない子たちにはまず成功体験をさせてあげたいなと思います。「高い意識を持て」と口で言っても、なかなかイメージできないから分からないですよ。そんな子でも、ちょっとしたきっかけ・・・例えばできなかったことができるようになるとか、練習試合で勝ったとか、どんな小さな成功でもそれがきっかけになって積極的になります。面白さをつかむこと、自信を持つことがなによりじゃないでしょうか。

−−−指導者はその手助けをするということですね。

中津川:その通りですね。そのためには私たちもしっかり勉強をしなきゃいけない。どうすれば効率よく練習をさせてあげられるか、生徒が前向きになれるようなメニューを組んでやれるかが大事なんだと思います。

−−−勉強、大切ですね。そういった意味では先生が最近考えてらっしゃることはありますか?

中津川:そうですね・・・形だけの基本練習ではいけない、ということでしょうか。このところは感覚練習を多く取り入れるようにしています。

−−−感覚練習ですか。

中津川:試合の会場なんかで指導者同士で話していると、よく「あいつは運動能力が高いね」「あの子は運動能力があるからきっと伸びるよ」なんていうやり取りをします。逆にいうとこの“運動能力”がないといけないわけですが、意外とみんな“センス”なんていう言葉で片付けてしまっている。そこを伸ばす練習をしていないわけです。

−−−これまで出されているDVDでも「運動能力UP」といった項目がありましたね。

中津川:ええ、そうです。でも特別なトレーニングをしているわけではありません。ソフトテニスの競技のなかで、ちょっとした工夫をしているだけなんです。最近だと本気で“エアケイ”をやらせてみたり。お金も時間もかけずに、あくまで普段の練習に組み込んでいます。

−−−それも45分のなかで?

中津川:そうです、これも5分毎にテーマを変えながら集中して行います。

−−−では最後に、今回出されるリメイク版のDVDの紹介をお願いします。

中津川:リメイク版で数年前に撮影されたものですが、いま見直してみても我ながらいい練習だなと思います(笑)。45分シリーズとして、そのまま練習に使えるようになっていますが、ぜひ環境に合わせてアレンジをしてほしいと思います。以前よりだいぶお求めやすくなっているようですので、ぜひご覧になってみてください。

−−−ありがとうございました。

中津川:はい、ありがとうございました。


<続き>
細かく1点を取る!という発想〜中津川監督・独占インタビュー(2/2)
http://st-on.blog.jp/archives/52231180.html



<DVD発売情報>

DVD「東北高校・中津川監督 実戦力UPドリル『45分』シリーズ【リメイク版】」
発売元:ジャパンライム株式会社



▼サンプル動画
  


DVD「東北高校・中津川監督 実戦力UPドリル『45分』シリーズ【リメイク版】」
発売元:ジャパンライム株式会社
発売元:ジャパンライム株式会社 (このサンプル動画はジャパンライム株式会社が提供しています)


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(ジャパンライムのDVD販売サイトにリンクします)


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