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こんにちは。清明学園中学の盒兇任后


今週は、先輩指導者から学んだことについて紹介したいと思います。


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●『懇親会・飲み会』で学べる、人生に必要なこと

 私は、元松戸第五中の中坂先生から、いわゆる『懇親会・飲み会』で諸先輩方からテニスの指導はもちろん、人生にとって必要ないろいろなことを学べることを教わりました。

 今回は、この『懇親会・飲み会』で学んだ先輩指導者からの話を紹介します。


●文大杉並高校の野口先生から学んだこと

 まず、今年度選抜で全国優勝をした文大杉並高校の野口先生からです。つい先日、野口先生の全国優勝のお祝いがありました。そこで学んだことを2つ紹介します。

 一つ目は、準決勝、文大が3番勝負でG0−3まで追い込まれた時の話です。そのチェンジサイズ時に野口先生は、戦術的なこと・技術的なことは一切伝えなかったそうです。伝えたことはたった一つ。

『 このまま終わっていいの? 』

という一言だったようです。スタンドから応援しているベンチに入ることができなかったチームメイトや応援してくれている保護者など。その一言で選手は、≪ 腹を括った ≫と思います。

 G0−3から挽回されることは珍しいことではありませんが、生徒の状況を見極めて野口先生が伝えた一言が生徒のこころにキレイに落ちたのだろうと感じました。

 二つ目は、野口先生ご自身が体調を崩されて入院されていた時の話です。現在は退院されてお元気にコートに立たれています。私が体調を心配して大丈夫ですか?という問いに、野口先生は

『 早くコートに戻りたい。頑張っている子供たちの試合を見たいという想いが病気と闘えた 』

と仰っていました。深く感動しました。この想いが選手に伝わっているのだろうなと感じました。文大の監督・コーチ・選手の信頼感は、どの代においても素晴らしいものがあります。一番大切な選手への愛情、指導への情熱を野口先生から学ばせてもらいました。ありがとうございました。


●元下福田中の柿本先生から学んだこと

 二人目は、神奈川で教員をされていた元下福田中の柿本先生です。ヨネックスの松口選手を中学生の時に育てた先生です。こちらもつい先日、ご一緒させていただきました。

 柿本先生から学んだことはソフトテニスの指導というよりも、クラスの生徒・学校の生徒とどれだけ向き合ってきたかです。それこそ家庭に帰らず夜中、フラフラしている生徒を守るために夜中であろうが探して、道を外れないように全員の生徒と向き合ったことを教えてもらいました。テニスの指導は二の次・三の次です。そのスタイルにとても感銘を受けました。

 私自身も生徒指導主任として、これからも生徒指導に力を注いでいきたいと学ばせてもらいました。本校では、学校に足が運ばない生徒が数名います。その生徒の対応に担任と力を合わせて取り組んでいます。柿本先生の教えを聞いて更に頑張ろうと感じました。少なくとも私が関われる生徒は、みんな幸せな人生を送ってもらいたいと願っています。

 今回は、この2週間で学んだことを紹介させてもらいました。

 先生方も、生徒の為に、いつも愛情を注いで対応されていることが多いかと思います。
機会があればご紹介ください。


 次週は、昨年、全中で勝つために取り組んできた生徒と作り上げてきたテーマを紹介します。

【編集部より】※高橋先生へのお手紙、ご質問、レター等は、都道府県・ニックネームを添えて、
sofuonhenshubu@gmail.com 
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●参考情報:

清明学園・高橋先生に関する記事:

 ●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー

[ 高橋 茂 監督 プロフィール ] 
 清明学園中学校 ソフトテニス部顧問 
 全日本アンダー17男子コーチ 

[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
 (平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場 
 関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝 
 第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝 
 過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上 
 
 
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