こんにちは。清明学園中学の盒兇任后
先日、高校生の全国大会ハイジャパの視察に行かせて頂きました。厳しい予選を勝ち抜いた選手たちの戦いはどの試合もハイレベルで素晴らしかったです。
その現場で指導者が、選手にどのようなタイミングで声をかけるのか、考えさせられました。
優勝を狙っていたある選手が敗退しました。
私も観戦しながら改めて勝負の厳しさを痛感しました。男子の決勝が終わり、女子の決勝戦を観戦していたら、その敗戦した選手の監督から私に声をかえてもらいました。
私も観戦しながら改めて勝負の厳しさを痛感しました。男子の決勝が終わり、女子の決勝戦を観戦していたら、その敗戦した選手の監督から私に声をかえてもらいました。
私が、
「 〇〇選手は、どのような感じですか?落ち込んでいますか?夏に向けて気持ちは切り替わっていますか? 身体のバランスを少し崩しているように見えましたが・・・」
等と質問をしたら、その監督から
「 まだ何も話していません。これから時間をかけてゆっくり話します。 」
という返答がきました。この言葉を聞いて、この監督は選手のためにとても深く考えられているのだなと感じました。
反省することも大切ですが、成長するために何が必要か
これが敗戦から学ぶことだと思います。敗戦後、一番悔しいのは本人でしょう。
一番反省しているのは本人でしょう。この大会にも勝負するためにいろいろなことに取り組み、継続・忍耐・工夫をして練習してきたはずです。
一番反省しているのは本人でしょう。この大会にも勝負するためにいろいろなことに取り組み、継続・忍耐・工夫をして練習してきたはずです。
そこで、監督が敗戦直後にいろいろなものを詰め込んでも、本人が理解できるかです。
消化できるかです。受け止めるだけの精神状態にあるかです。
このポイントをこの監督は考えて実行されていたのであろうと思います。
選手主体のこころへの指導は大変勉強になりました。
もちろん指導にはこれだという正解はないので、もちろん敗戦にもいろいろな敗戦がありますので、敗戦直後に厳しく指導することも必要な場面もあるかもしれません。
その選手から後日ラインが届きました。
「 気持ちが切り替わりました。夏に向けてがんばります 」
短い文章でしたが、エネルギーある言葉でした。監督のこころある指導に選手が変わったと思います。何をどのタイミングで伝えるか勉強になりました。
中学生は、夏の大会にむけて最後の大きな仕上げになってくるかと思います。
次回はどのように生徒のモチベーションをあげていくかを紹介をしたい思います。
学期末を控えて成績評価つけ・夏季行事の準備・大会運営の準備、忙しい日々が続きますが、生徒にとって忘れられない熱い夏になるよう、選手の指導・サポートを頑張っていきましょう!!
では!
では!
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●参考情報:
清明学園・高橋先生に関する記事:
●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー
[ 高橋 茂 監督 プロフィール ]
清明学園中学校 ソフトテニス部顧問
全日本アンダー17男子コーチ
[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
(平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場
関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝
第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝
過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上
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