こんにちは!NTT西日本ソフトテニス部の村上です。今回で2回目の投稿となります。

早いもので今年度の新シーズンが始まりました。気が付けばもう今年で29歳です。
20代最後のシーズンを頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いします!

今回はカットサービスの返球について書かせて頂きます。

皆さん、ソフトテニスをしていてカットサービスを打ったことがあるという方がいるかと思います。

ソフトテニス特有のサービスですよね。

どうやって打つのかとか、どうやってグリップを握るのか考えて練習したことがあると思いますが、カットサービスをどう取るのか考えて練習したことってありますか?

カットサービスをされてそのまま負けてしまったという経験があるという方が中にはいるのではないでしょうか?

私もいまだにカットサービスの返球に悩んでいます。笑

近年では全日本選手権大会等の国内トップレベルの大会でカットサービスからダブルフォワードのペアが数年前に比べて多くなり、それと同時にカットサービスを返球する機会も増えてきました。

しかし、まだまだ多くのペアがカットサービスを駆使するダブルフォワードへの対戦に慣れていません。

私もインドアやハードコートでカットサービスからダブルフォワードを実際に展開するものの、カットサービスの相手に対して上手く返球できずに敗れてしまったことが数えきれないほどたくさんあります。

カットサービスの返球が浮いてスマッシュ!!っというパターンをみたことがあるのではないでしょうか?

カットサービスの返球を何も考えずになんとな〜く戦ってしまうと負ける確率がぐんと上がってしまいますので、私の個人的な考え方となりますが、カットサービスの返球について述べさせて頂きます。

「カットレシーブはなるべく低く構えて返球すべし!」
指導者・コーチの方がよく言われるアドバイスで、日本の中では最も浸透しているアドバイスでしょう。中には膝を擦るくらいまで低く構えている選手もいます。
果たしてこれが絶対に正しいのでしょうか?
答えは「ケースバイケース」だと思います。
日本のダブルフォワード第一人者、篠原・小林組は通常時のレシーブよりも低く構えて待つペアです。
そして我々NTTの先輩、日本のレジェンド中堀・高川組はカットサーブの返球も天下一品で、国内でこの二人より返球がうまい人を見たことがありません。
その中堀・高川組は、中堀さんは通常レシーブよりやや低め、高川さんは通常レシーブと同様くらいの構えのイメージがあります。
海外で言えば、アジア大会2連覇の台湾、ヤン・リー組。ヤン選手もやや低め、リー選手に限っては通常時レシーブとほぼ同様で、膝を低く曲げるということはしません。
高川選手もリー選手も左利きということ、逆クロスサイドということ…さまざまな要因が考えられますが、国際大会を見る限りでは、「低く構える」ということが"絶対正しい"とは言えない気がします。

■体勢を低く構える利点
⇒バウンドしたボールの下にもぐりこむように打つことが出来る。
 縦面は使いづらいが、スライスでの返球やロブを上げやすい。
低く構えることにより返球した後に姿勢がくずれにくい。

■体勢を通常レシーブと同等に構える(そこまで極端に膝を曲げない)利点
⇒縦面が使いやすいため、アングルショットや鋭いショットが打てる。
 目線のブレが少なくなるため、次のボールへの反応がしやすい。

ということがいえると思います。よって、一概に低く構えるのではなく、
☆弾まないほど厳しいカットサーバーには「低く」
 そこまで厳しくないカットサーバーには「通常時と同じくらい」
で構えるというのが基本になるのではないかと思います。

2つの構えを理解してもらったところで、さらに重要になるのは3点。

カットサーブの名手と言われる人たちの共通点は、「縦面の使い方が抜群にうまい」
とうことです。そのためには"ショート乱打"と言われる練習を肩慣らしやアップではなく、真剣に取り組み縦面の使い方を練習することです。

ボールが飛んでくる間に、バウンドする位置とカットサービスの切れ味(切れているのか・いないのか)をある程度予測することです。
⇒この判断が重要です!飛んでくるボールの軌道やボールの形によって、バウンドする位置や切れ味が変わってくるので素早く判断しましょう。特にインドアやハードコートは砂入り人工芝やクレーコートに比べバウンドの変化がより大きく、弾みません。ボールの新旧でもボールの曲り方や弾む方が変わってきます。この判断が遅いと絶対に返球できませんので、日々の練習の中で養ってください!!

「このボールは形がつぶれているからこれは切れているだろう」・・・
「このボールは新しいから滑ってくるだろう」・・・etc

カットサーブを打てる人がチーム内にいなければ、わざと空気を減らしたボールをレシーブしたり、手投げで色々な角度からあげてレシーブしたり、工夫すれば似たような状況を作ることが出来ます。

ラケットの引きはコンパクトに
 ストロークと同じようにテイクバックをしてしまうと、変化するボールに上手くヒットできないためできるだけコンパクトに引くこと。引かずとも、そのままボールをプッシュするような感じもOK。プッシュするときはラケットをすくうイメージで。


次に対ダブルフォワード時のカットレシーブの種類とコースについて紹介します。

以下の3つを中心に組み立てましょう。
シュートレシーブ
ロブレシーブ
ショートレシーブ

それぞれ解説していきます。

シュートレシーブ
シュートレシーブは以下の4つのコースがあります。
(1)ストレート(前に立っている方)
(2)クロス(サービスダッシュする方)
(3)ミドル(相手プレイヤー同士の間)
(4)プレイヤーの体の正面

4つのコースへ打つ場合でも、ライジング気味でバウンドしたところを狙って思いきって打ち、ネットぎりぎりの低いボールが理想です。

またクロス・ストレート・ミドルだけではなく、プレイヤーの体の正面にぶつけることも選択肢としていれましょう!近距離になればなるほど体をさばいて処理しなければならないので有効打となります。
カットレシーブでは、このような低いシュートボールを中心に組み立てられると安定してレシーブゲームを戦うことができます。

▲蹈屮譽掘璽
ロブレシーブは以下3つのコースです。
(1) ストレートロブ
(2) クロスロブ
(3) ミドルロブ
ロブレシーブする場合には、ベースラインをめがけて狙ってしまうとオーバーする可能性が高まりますので、相手に深い位置でスマッシュさせるような形で打っていきましょう。シュートの構えからロブを打てれば読まれにくくなります。
また、相手のバック側にロブをコントロールし、相手にバッグでハイボレーをさせてから二人で後ろに下がり、フォローしてからスタートするのも1つの戦術です。
ロブを相手に意識させることによって、シュートボール・ショートボールがより効果的になり、ダブルフォワードの陣形を崩すことができます。

ショートレシーブ
ショートレシーブは以下、3つのコース
(1) ストレートショート
(2) ミドルショート
(3) クロスショート
ショートレシーブは、ネット際を狙いすぎるとミスにつながってしまいますので相手の腰より低い位置で打たせるような形で打っていきましょう。これもロブレシーブと同様にシュートの構えから打てると、相手が反応しづらくなります。
ネットよりも下の高さで処理させることにより、ミスが増える確率が高まり、また上手く足元へ沈め浮き球を引き出すことができれば、自分・味方へのチャンスボールへともつながります。
基本的には切れているカットの時は体勢を低くして返球プッシュする(特にネット際に落ちた時)、切れていないカットの時はドライブで返球するイメージで打ちましょう。

以上、ダブルフォワードのカットレシーブの種類とコースを紹介しました。

カットサービスの切れ味や落下する場所によって、打てる種類・コースが限定されますが、ある程度、レシーブ前に「ここに打つぞっ!」と明確な意思を持つことも重要です。

私もカットの返球について苦労しています。レシーブの返球がうまくいっている時は有利に試合が進められますので、カットサービスを恐れず、ぜひ実践の中で取り組んでみて下さい。

そして、いろんな返球で相手を翻弄させましょう!!

以上、ご一読ありがとうございました。

 http://jasp.jp/JASPは登録無料!さぁみなさんも登録しよう!!



ブログのトップページへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加