みなさん、こんにちは。
NTT西日本の堀です。

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今回は前回までのお話から少し脱線してしまいますが、直近の試合で感じたこと・得たことについてご紹介したいと思います。

9月上旬、全日本社会人選手権(熊本市)に出場してきました。NTT西日本からは4ペア出場、一般男子だけで総勢278ペアで争うビッグトーナメントです。

熊本へは8月に合宿も行っていましたが、あらためてみると至る所に震災のつめ跡が残っていました。会場の熊本県民総合公園は被害の大きかった益城町のすぐそば。朝イチから練習させてもらいましたが、私たちよりも早く来て会場準備をしている連盟の方から色々なお話を聞きました。女子会場のパークドームは最近やっと修復が完了したことをはじめ、「やっと全国から皆様を受け入れる体制に戻りました」と額の汗を拭いながら嬉しそうに話してくださいました。
連盟の皆様、大会関係者の皆様のおかげで、素晴らしい運営、そして天気にも恵まれ気持ちの良い大会となりました。得点板の掲示や、試合間のブラシかけ、地元高校生のお手伝いも観客・選手にとってはありがたいものでした。
聞くところによると、来年の全日本選手権(天皇杯・皇后杯)の開催が決まっているとのことで、大成功になることを心よりお祈りするとともに、是非皆さん、選手のアツい戦いを観に、また熊本の復興に向けて、皆さんで熊本に行きましょう!!


大会の結果はというと、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、NTT西日本勢が1〜3位、そして国体強化メンバーとして共に切磋琢磨している岡本・加藤組(広島翔洋クラブ)も3位入賞と広島県勢が上位を占める結果となりました。

もうひとつ嬉しかったのが、ベスト8に入った原・岩崎組の入賞でした。最後は岡本・加藤組に負けてしまいましたが、30代半ばに差し掛かった二人が新たなペアリングで新たなテニスにチャレンジしていく姿に、何人もの方々から「ベテラン勢も伸びてるね〜」とお褒めの言葉を頂きました。
年齢に関係なく成長できる変われる強くなれるということを天皇杯でも更に証明してほしいと期待をしてみています。
「青春とは心の若さである」アメリカの詩人、サミエル・ウルマンのあまりに有名な詩の一節ですが、年齢に関係なく希望に燃えて生きたいものです。

さらにもうひとつ嬉しかったのが、別のチームではありますが、同じ広島県のマツダ所属のペアです。彼らも上位に食い込める実力を持っていますが、今回は天皇杯の出場権利がないまま熊本に乗り込んできました。彼らは県の予選が3位だったので(広島県は2位までが天皇杯出場権獲得)、「岡本・加藤か原・岩崎がベスト16入ったら繰り上がりで天皇杯出れるな!」と言ったら、「僕らも今回自力で取って、4位のペアを繰り上げさせますよ!」とキッパリと答えました。
これまであれば「そうですね〜」とか言ってはぐらかしていたであろうこのペアの今までと違う強い意気込みに、「信念」を感じました。結果は負けてしまい、自力での天皇杯出場権利は得られませんでしたが、あの強い信念を持ち続けていれば天皇杯でも勝ち上がってくれるだろうと(密かに)期待を寄せています。
勝つ選手、強い選手、強くなる選手というのは「信念」、すなわち誰にも流されない強い“芯”を持っています。強くなる選手、伸びていく選手は目が輝いています。表情がパッと明るいものです。姿勢の悪い一流選手はいません。表情の暗い一流選手はいません。
強い選手だから姿勢よく表情も明るいのではなく、姿勢よく明るく努めれば一流に近づいていくのです。技術はすぐに変わらなくても、姿勢や表情は今この瞬間から変えることが出来ます。


実は今回の全日本社会人選手権、監督として私自身は不安を感じて大会を迎えていました。
日本代表組がコリアカップで帰国して間もない状況、ペア練習が不十分なまま熊本に乗り込んだのです。私の失態でもあるのですが、私自身も体調を崩し数日練習に行けず、移動の新幹線で丸中選手に「おい、しっかり練習してたか?!」と聞くと、「バッチリです!任せてください!」と自信満々に言うので、期待して熊本に着き会場練習を始めました。
しかしアップが終わり打ち始めると、何だかみんな元気がない、重心も高い・・・
「おい丸中!話ちゃうやんけ!!」と内心は叫びつつも、怒ってもしょうがないので、良くなることを信じて静観していました。コーチに不安を打ち明けるとコーチも同じことを思っていたらしく、二人して「不安や、不安や〜」と嘆いていました。
トレーナーさんも帯同してくれていたのですが、「実は今回はとても不安なんです」とトレーナーさんに打ち明けると、「堀さん、大丈夫です。監督が不安がってたら選手に伝染しますよ。選手は大丈夫です」と一言だけアドバイスしてくれました。
その一言に大きく救われ、乱れた心が落ち着いたのです。

そして、熊本のホテルで選手に配った1枚の紙を見返しました。
(私は大会前や遠征の時、取り組んできたことのおさらいや気持ちの整理をするために1枚の紙にまとめてミーティングで選手に配布しています。)

その中に、
ある本で読んだ『無念無想』という言葉を記していました。
求めず、捉われずの心境で勝負にのぞむべし。足元をしっかりとみつめ、雑念を払い、無念無想を心がければ勝機はめぐってくる。求めれば遠く離れ、求めず素直な気持ちで大道を歩めば、手元に溢れてくるものが現れる。

「自分で書いとるがな!!」と最後はノリツッコミをする余裕さえ出来て大会初日を迎えることになりました。私自身が雑念に捉われていたのです。

結果論にはなりますが、あそこで自身の焦りや怒りを選手に表現していたら、「もっとしっかりいけ!」「気合入れてやれ!」と過度に求めすぎていたら、勝利は遠く離れていたのかもしれません。

トレーナーさんからの選手を信じなさいという言葉と、ミーティング時の無念無想という言葉に救われた全日本社会人だったと思います。何より選手の頑張り、成長を1番感じた試合でもありました。

次には国体、そして天皇杯と続いていきます。
正しい努力、素直な気持ちで大道を歩み、最善の準備をして大会を迎えたいと思います。

今回は私の日記になってしまい、大変申し訳ありません。
これに懲りずに是非、次回もご覧になってください。


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