ソフオン編集部 ふくじーにょです。 

NTT西日本ソフトテニス部・堀監督へのインタビューの「後編」です。

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後編は、、

●中学生時代にどんなことを考えていたのか

●島原商業高、日大を選んできた驚きの?理由

●今年の目標、ソフトテニス界全体への想い

などなど、話しは広がりました。

※このインタビューはメルマガ「部活運営のヒント」にご登録いただいている指導者の方に先行でお届けしました。

前編はこちら

[ 堀 晃大 (ほり こうだい)  監督 プロフィール ] 
出身:長崎県
出身校:長崎県立島原商業高等学校 ― 日本大学
主な戦歴:2017 全日本実業団選手権 優勝 など 


――堀さんご自身の経験として、中高生の頃にこういう指導はよかったなとか、今でも残ってることあったりしますか。

堀: いやー、これがまた(大学・社会人も含めて)指導してもらった方々全員に影響を受けてる感じがします。誰か一人じゃないですね。
前も「部活運営のヒント」に書いたんですが、僕が中学生の時はまったく素人の監督さんだったんです。でも、テニス以外のこと含めて、いろんなことから学んで監督してくださる方で、そこが僕の基礎となっています。テニス以外のことから学んで、テニスに活かそうと。

――ソフトテニス以外のことからもいろいろ学べるんだよと。

堀: そうですね。他のスポーツはもちろんですけど、色んな分野の人に会って言葉や話を聞いたり、本から学んだりとか。今も選手に言うんですけど「持てるすべての力をその日に発揮しろ」って。この言葉は、当時先生から言われて、今でもものすごく僕の中に残っています。
逃げたりとかごまかしたりする時っていうあると思うんです。「調子悪いわ」って。そうじゃなくて、調子が悪くてもその日できることを、徹底的に、全力でやれっていうのは今も選手に言いますね。

――堀さんが島原商業高校(長崎)に進学されたのは、中学校の先生の影響なんですか?

堀: じつは通っていた中学校が、長崎南山高(以下、南山)の近くだったんですよ、南山の先輩には、インターハイで活躍された方もいらして、強い時だった。

友達とも「南山でやろうや」って。中学校の時、たまたま長崎県の高校の大会を見に行ったんですが、島原商業が南山とライバル関係だったんですね。島原商業の先生は日大出身のゴリゴリのバリバリの、もうビー○瓶で殴りそうな監督さんだったんですけど(笑)。

――(笑)。

堀: 冗談ですよっ! それで、その試合を見に行って島原商業が南山に勝ったんです。それで、うわ、すごいなーと思って、中学生だから単純なんで、その日の夜「島原商業行くわ!」って。

最初は県外に行きたいと思ってたんですよ。岡山理大付に行きたいと。でも僕、中学校時代は県大会にやっと出るか出れないかのようなレベルだったんで、難しいだろうと言われて、諦めました。

――意識高かったんですね。県外でどこが強いんだとかはどこで情報を仕入れるんですか。

堀: 昔はソフオンがまだなかったので(笑)だいたいマガジンの情報です。僕が初めて買ったマガジンの表紙が、東さん(高田商業:現京都市役所)がプレーしてる、山梨インターハイ特集の10月号で、その次の号が紙森さん(高田商業→日大:現高田商業監督)がスマッシュしてるインカレ特集。


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 画像:「ソフトテニスでメシを食う」より

高田商業、日大っていうのは僕の中でもう、あ、ここが強いところなんだと。ただ高田商業はすごく厳しいらしいと。理大ぐらいがいいんじゃないかと(笑)。理大ももちろん厳しいんですが、中学生なので、わからなかった。当時、ハーフパンツ理大だけだったんで、カッコイイなと(笑)。

――中学生らしいですね(笑)。

堀: はい。(笑)
ただ、中学で活躍した選手がそういう強豪高校に行くから、県大会も出れるか出ないかわかんないような僕のような選手はいけないだろうと。じゃあ県内で強いとこでっていって南山かなーと思ってたんですけど、島原商業の試合を見てここに行きたいと。

――そうだったんですね。

堀: 高田商業ばりに厳しかったんですけどね…入ってみると…。島原商業が日大出身の手島先生という方だったんで、もう単純だから、はっ、日大出身の先生だから、日大に入れてくれんじゃないかって。私は親が学校の教員だったんで、日大に行かせてもらって、学校の教員なろうと、そういう感じですよ。

――それで日大に進学されて、その後NTTに行かれて、ソフトテニス・エリートですよね。

堀: いやいや、実は僕インターハイ出てないんですよ。

――あっ、そうなんですか。意外です。

堀: はい。で、もう最後の県総体は団体はベスト8で、個人戦は県で2回戦負け。それでも高校1年の時から日大行きたいと言ってたんですが、手島先生からは「お前の戦績じゃたぶん無理(行けない)やぞ」って。
それが、3年の時に、国体には出場させてもらえて最後のほんとにギリギリの推薦枠に滑り込めた。よくあるじゃないですか。強い人から決まっていって最後の残り枠は監督の力で決まる的な(笑)そのパターンです。ちなみに国体は6位で、推薦文書の戦績にはその1行しかなかった(笑)島原商業の手島先生には頭が上がりません。
だから日大入った時は、一軍・二軍・三軍の中で、三軍の一番下のレベル。

――そこから実力で這い上がってらした。

堀: いやー、運とたまたま、ほんとたまたま。

――関東リーグ1部でバリバリ活躍されてたじゃないですか。

堀: いや−、いやいや。僕は1年生の時は笑っちゃうくらい全然球が入らなかったんです。軽いイップスです。その当時バリーボンズっていうメジャーリーガーがいました。それをもじって「ホリーボンズが来ました、今日は何本ホームラン打つでしょうか」って、4年・3年にはからかわれて。だから僕は大学2年からなんですよ。1年時は記憶から抹消してるんです(笑)。

――中学の指導者が夢だと伺いました

堀: 中学の指導者になることが、夢だったんです。今でも小学生、中学生、高校生の先生方はすごく尊敬してて、憧れです。でも、もっとこう改善したら生徒が変わるんじゃないかなっていう思いもある。1回やってみたいです、中学教師。甘いもんじゃないですが。

――夢っておっしゃてますけど。今後いくらでもチャンスはあるじゃないですか。

堀: 実は、僕、講習会やるのがものすごい好きなんですよ。だいたいスポーツ選手とかって講習会嫌いな人もいるでしょ、めんどくせえって(笑)。

――そうですね。どっちかっていうと自分の練習したいとかありますよね。

堀: 僕の場合、ものすごい「講習会好き」なんです。他の連中も子どもに教えるの好きですしね。助かってます。それもいいほうに働いてるのかな、地域貢献活動にも重点を置くNTTに所属させてもらっている上で。

――絶対そうじゃないですか。指導者向けの講習会も結構やられてるんですか。

堀: いや、指導者向けのはまだまだなくて、でも来年2つきまりました。電話をいただいて。ありがたい話だと思います。僕なんかでいいんですかみたいな。講習会、たぶん9割ぐらい冗談ばっかりになると思います。(笑)
実は最近講習会に3つお声がけいただいたんですけど、3つのうち2つは「部活運営のヒント」のメルマガを見てのご連絡でした。

――嬉しいな、それは。そういう繋がりになっていただけるんであれば。

堀: はい、ありがとうございます。だからソフオンさんには感謝感謝です(笑)。

――ご負担になってなければほんといいんですけど。

堀: 僕はああいった原稿を書くのほんと好きなんですよ。文書くのも好きだし。誤字脱字も時折あるかもしれないですけど(笑)。

――ああやって発信をするっていうことが好きとか、書くのが好きっていう方がまずそんなにないです。堀さん、ユーモアがあるので、中学校の先生とかやられたら生徒さんにめちゃくちゃ人気出そうですよね。

堀: 僕見た目がちょっと怖いのかわかんないですけど、すごく固い奴って思われるんです。

――私もそういう印象ありましたよ。JSAPの動画とかでも、ネクタイビシっ、トークもカチッみたいな。

堀: ええ、そこをちょっと。特に女の子に対して払拭していきたいなと、2018年は(笑)。

――大事ですね(笑)。チームとして、2018年の目標を教えてください。

堀: 会社からは「今年以上の成績を」と。2016年も結構良かったんです。でも、2017年は2016年よりよい成績が残せた。これでまた社長に、「今年よりいい成績残します」って言わないといけない(笑)。また団体戦の4冠と、個人戦はタイトルを全部取ろうと。それとやっぱり最大の目標はアジア大会。

まだまだ、うちの選手の力じゃ金メダル取れないと思うんで、それは選手も自覚してるので、国内では一番かもしれないけど、やっぱり韓国、台湾にはまだ10回やって10回勝てる力はない。半分かそれ以下かぐらいなので。

また、NTTだけじゃなく、日本の国内全体がアジア選手権の結果(2017年に千葉で開催されたアジア選手権)を引きずり過ぎかとも思います。あれが大成功だ、韓国・台湾を逆転した、ぐらいの感じになってる。僕はあんな本気じゃない韓国、台湾に勝ってもしょうがないと思ってます。目指すべきはアジア大会だろうって。あんな笑みを浮かべながらやる韓国代表に勝っても意味がない。アジア大会だったら絶対に目が違います。

――予選会に向けては。

堀: 予選会が4月に広島であります。2018年はそこが第一目標ですね。地元ですし。でもハヤト君(早稲田大学の船水颯人選手)とかいるしなー(笑)。

あ、あとはチームだけの目標じゃなくて、ソフトテニス全体の目標としては「実業団」を強くしたいですね。実業団全体です。女子も含めての。

――確かに学生に勝たれてしまうことが昔より多い気がします。

堀: 学生があそこのチームに入ってやりたいっていうチームが増えないと、ソフトテニスもよくならないと思います。スカウトで学生と話しても「ソフトテニスでは将来的に飯食えないですし」っていう子もいます。

やっぱりそう思うんだなって。魅力あるチームが少ないんだということだと思います。だから他のチームさんも含めて、みんなで強くなりたいし、女子も含めてですね。女子も大学でも辞めちゃう子も多い。女子は今ヨネックスやダンロップ、ワタキューが強いですけど。実業団でソフトテニスを引っ張っていける、盛り上げていけるようにしたいですね。

――がんばってください!2018年も応援してます。
そしてこれからも「部活運営のヒント」を通じて盛り上げていきましょう!

ありがとうございました。 前編はこちら

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