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<編集部より>2018-05-02 12時48分 誤字があったため訂正させていただきました。


全国の指導者の皆様、こんにちは。
NTT西日本ソフトテニス部の堀です。
久々の投稿になります!最後までよろしくお付き合いください。

◎「自分を変えて、周りを変える、そして歴史を変える!」

この投稿が出る時には新年度になっていると思います。
お陰様で、2017年度NTT西日本ソフトテニス部は5月の全日本シングルスを除く大会を全て“優勝”することが出来ました。団体全冠、個人戦ダブルスは全ての公式戦で同士討ち決勝と創部60周年の記念すべき年度史上最高の成績を残すことが出来ました。5月の全日本シングルスは長江選手が準優勝、惜しくも優勝はなりませんでしたが、振り返ると私自身(監督)のピーキングミスというのが大きな敗因でした。結果に執着し、少し視野が狭かったように思います。
結果論にはなりますが、春先のこの惜しい敗戦が、それ以降の戦いぶりに大きな意味をなしてくるのですが、選手の努力・成長はもちろん、周囲の方々のサポートが私や舘越コーチがチーム運営をする中でも大きな力になりました。

昨年のちょうど今頃(シーズンイン前)に「自分を変えて、周りを変える。そして部の歴史を変えよう。30年40年経って、この年はすごい先輩たちがいたんだな〜と後輩たちが敬服するような年にしよう!」とスタートしました。
以前のブログでも書いたように、選手たちの顔つきはこの1年で大きく変わり、周囲への感謝の念が強まり、言い訳や愚痴が少なくなり、自らに厳しくなっていきました。
これも以前書きましたが、「原因は全て我にあり」。人間だれしも周囲のせいにしたくなるものです。ですが、まずは自分に足りなかったものがあるのじゃないか?と自問し、己を厳しく律しなければ、人は変わりません。大きなことを成し遂げることは出来ません。
“勝者は方法を探し、敗者は言い訳を探す”のです。

2018年度は更なる高みを目指して、特に夏にはインドネシアでアジア競技大会というビッグイベントが控えています。昨年度以上に一人一人がもっともっと厳しい取り組み・ひらめき・創意工夫をし今年度も戦っていきたいと思います。そして皆様の新年度がより良いものであるよう祈っております。


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「NTT西日本のテニスは面白くない」

昨年度、よく呟かれた言葉です(笑)
「Wフォワード面白くない」「カットばかりでつまらない」「ラリーがない」等々、厳しいお言葉も多々ありました。しかしながら皆さん、仰ることほとんど・・・

正しいと思います。
見ていてつまらないと思います。

と言うのも、公式戦に出ていきますと、Wフォワードで仕掛けていくと、ほとんどWフォワードで試合が終わってしまうのです。Wフォワードに対して、敵チームは対処・対応になってしまい、戦術・戦略までに行きつかないのです。
「なんだ!他のチームを見下しているのか!」と言われてしまいそうですが、そうではありません。我々NTTにも、かつて同じような事象があったのです。

先日、惜しまれつつも一戦を退いた篠原・小林ペア(日体桜友会・ミズノ)はWフォワードを駆使し、約10年日本のトップとして君臨してきました。NTTの大先輩、中堀・高川組も晩年はWフォワードを駆使していましたので、10年以上はWフォワードの時代であったと思います。

Wフォワードの出現は2003年世界選手権(広島)でした。当時最強と言われた韓国は最終日まで金メダルを独占。最終日の団体戦も金メダル最有力、日本チームは準決勝で韓国に敗れ銅メダルに終わります。

迎えた決勝戦は雨が強まり、外のクレーコートから屋内のハードコートに場所を移し行われました。金最有力の韓国は国際大会の経験も少ない若手中心のチーム、台湾(中華台北)を迎え討ちます。ここで台湾チームがとった驚きの戦法こそがカットサーブからの前陣形、Wフォワードの誕生でした。意表を突かれた韓国は台湾チームの勢いを止めることが出来ず、敗戦。ソフトテニスの歴史が変わった1日と言われる関係者もいます。

ここから約10年、Wフォワードの時代となるわけですが、よく勘違いされる、Wフォワードは日本発祥の戦術である、というのは間違いで、台湾の衝撃的なテニスに創始国である日本、そして韓国が追い付き追い越せと切磋琢磨した10年といえます。

今年はアジア競技大会ですので、アジア競技大会の近年の歴史でいえば、2006・2010年Wフォワードの名手ヤン・リー組(台湾)が金メダル、2014年はリー選手の3大会連続金を韓国のキムドンフン・ボンジュン組がWフォワードやWバック、雁行陣を駆使した新たなスタイルで金メダルを獲得しています。

女子に至っては、2010年の杉本・上原組の挑戦的ペアリングでの金メダルはあるものの、歴史上Wフォワードをメインで駆使したペアの金メダリストは生まれていません。
残念ながら今回のアジア競技大会は男女ダブルスが撤廃されて行われませんが、団体戦やミックスダブルスにおいて、男子は様々な陣形を駆使したNEWスタイルが生まれることでしょう。女子に関しては、Wフォワードの流れになるのか、雁行陣スタイルから崩れないのかが見どころのひとつと言えます。

各国8月のアジア大会に向けて、強化合宿が始まっています。
篠原・小林がWフォワードで席巻するもっと以前に、(私の中では)Wフォワードのパイオニアであろう石岡重光さんと、先日京都でご一緒する機会がありました。石岡さんは現在京都府で教員をされています。現役時代全日本のトップで活躍され、私がテニスを始めたころ雑誌でしか見たことのない人でしたので大変感激しました。

石岡さんは、後衛は絶対に1本シャフトの時代に後衛ながら2本シャフトを使い、オールラウンドなプレーでファンを魅了しました。
130年以上の歴史があるソフトテニスですから、長い歴史の中で篠原・小林以前に石岡さんのようにWフォワードを駆使しようとした選手が時代時代に必ずいたはずです。石岡さん曰く、「ルールが改正し、ラケットの性能も年々良くなる中で、必ず戦術やフォーメーションが変化する、変化しなければおかしい!と思っていた」と話してくれました。
後衛は後ろでラリーというのが当たり前の時代、時折前に出ていくプレーには「喜んでくれるファンもいたけど、邪道や!といって厳しい眼で見られる時代だったな〜」と回顧してくれました。非常に貴重なお話が聞けたのですが、長くなってしまうのでまたの機会にしたいと思います。

さてさて、また得意の「話し脱線モード」になってしまいました。
「NTTのテニスはつまらない!」を次回は更に更に掘り下げて、そしてこれからのソフトテニスについてお話ししたいと思います。

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