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こんにちは。
ソフオンブロガーの荒川です。


先週は3月も最終週ということで、小・中・高の各カテゴリーでの全国大会が目白押し。

それに伴って、私も出張続きの出ずっぱりでした。

なかなかの過密スケジュールで時間的には余裕がなかったものの、期待していただいているコアなソフメシファンがきっといることを信じて、「ぶらり旅編」をお届けします!



都道府県全中は、毎年この三重県伊勢市で開催されています。

私は伊勢は初めてでしたが、2016年の伊勢志摩サミットでも注目を集めたとおり、今や観光立国ニッポンにおいて海外からも人気の観光スポットです。


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前日の夜に横浜を出発して夜行バスに揺られること8時間ほどで、伊勢市駅に到着。


たまたま乗ってきた高速バスがその日泊まる予定のホテルと提携していてたため、チェックイン前ですが一旦ホテルへ。

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800円で朝食ビュッフェが利用可能とのことで、これは使わない手はない!


早朝に到着したので、競技開始の8:30まではゆっくり朝食を採ります。

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予想外の贅沢な朝食にありつけてラッキーでした。

ビュッフェで好きなものを選んで、和洋折衷。

うどん好きなので、パン食になぜかうどんという組み合わせもご愛嬌です。


・・・と思ったら、うわっ!!

一体なんなんだ、このしょっぱいうどんは!!??


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よく見たら、これこそが名物の伊勢うどん。

ふわふわとした柔らかい食感の太い麺を、たまり醤油につけて食べます。

説明書きが目に入っていなかったため、普通のうどんつゆと思ってドボドボ入れちゃいました。。



ホテルのカフェスペースがあまりに快適だったので、コーヒーを片手に相棒のMacBookと仕事を片付けているうちに、いつの間にやら競技開始の時間が過ぎています。

やべ。急いで移動しなきゃ。


駅へ着くと、1時間に2本の路線バスがまさに今出たばかり。

やむなくタクシーで女子個人戦の会場である伊勢市市営庭球場へ。

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中学生たちの熱戦を見ながら会場をウロウロ。


ほどなくして、気づけばもうお昼どき。

会場で知り合いと話していると、どうやら伊勢うどんには生卵を入れると美味しいという情報をキャッチ。


伊勢名物「伊勢うどん」は、しっかり会場でも販売していました。

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うん、うまいっ!!

よーし、これで1本挽回!




お昼過ぎには市営庭球場をあとにして、男子団体戦の会場であるサンアリーナへ移動。

今回の旅では、この会場間の移動が何かと大変でした。


事前に調べた際には、電車やバスでのアクセスが不便なため会場間はタクシー移動かと踏んでいたのですが、なにぶん市街地から離れているためタクシーが滅多に通りかかりません。


Googleマップで確認すると市営コートから最寄り駅までは徒歩で20分ちょっとなので、頑張れば歩けなくもなさそうです。

会場で交通整理をしていたおじさんにも確認し、駅の方角だけ聞いてとりあえず歩き始めます。


都会暮らしが染み付いた人間の感覚で田舎道を行くと、いつまでたっても駅の気配さえなく不安にかられます。


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少し歩くとバス停があったので、荷物の重さも相まって駅まで歩くのは諦め方針転換。

今度はじっとバスを待ちます。


進んでいた方向とは反対方面行きのバスがきましたが、これに乗らないと次はしばらく来ません。

「ま、どこかの駅には着くだろう。行けばわかるさ」と軽い気持ちで乗り込みます。

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地図で見る限りはこっち方面にも駅があるし、なんだかテニス関係っぽい人も乗っているし、きっと大丈夫だろう。

スマホを握りしめGoogleマップで現在位置をつぶさにチェックしていると、目当ての駅からそれて別の方向にドンドン進んでいきます。


これはアカン!

どこか適当なところで降りないと、戻れなくなってしまう。。。



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バスは観光客にも人気の猿田彦神社の前へ。


よし、ここだ(なんとなく)!


どうやら乗っていたバスはそのまま伊勢神宮へ向かうようでした。

いっそ試合観戦を諦めてこのまま観光に切り替えてしまおうかとも一瞬頭をよぎりましたが、いかんいかん。

観光はいつでもできますが、全国大会の決勝戦は今日しか見られません。



幸運にも観光客を降ろしたばかりのタクシーを捕まえることができ、そのままサンアリーナへ急行。

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タクシーのおっちゃんによると、観光地とはいえ田舎なので流しのタクシーはほとんど走っていないそうです。

タクシーに乗りたければ、駅から乗るか、タクシー会社に電話して呼ぶのが確実とのこと。


親切なおっちゃんは、タクシー会社の電話番号が一覧になっている紙切れを渡してくれました。

「僕ももうすぐ仕事あがっちゃうけど、上から順番に電話をかければどこか捕まるはずだから」



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途中、高速道路も含めて20分ほど走ってサンアリーナへ。


思ったよりもだいぶ辺鄙なところにありました。

おっちゃんの話によれば、ここに来る人はほとんどが自家用車を使うそうで、大きなイベントがあるときだけは臨時バスも出るようです。


念のため帰りの交通手段を確認。

これだけ大きな会場なんだから、バスくらいあるでしょう。

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・・・。

10時台と14時台の1日2本。

そんなバカな。。


都会っ子の私は、見慣れぬ時刻表を前に戸惑います。

調べてみると、この路線バスとは別に観光周遊バスがある模様。

ただ、そちらも1時間に1本の運行で最終が17時台。


こりゃ、やはり試合後はタクシーしかないな。


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ちなみに、三重県は今年のインターハイの開催地にもなっています。

夏には、またあの高校生たちの熱戦が見られるかと思うと、今から待ち遠しいです。



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競技1日目の男子団体戦の決勝が終わったときには、20時を少し回っていました。


翌日は個人戦を控えていることもあってか、敗退したチームは早々に会場から引き揚げていき、決勝戦も観客はまばらでした。

確かに、市街地からだいぶ距離もあるので、全部終わってから宿に移動では大変です。



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会場の外へ出ると、あたりはしーんと静まり返っていて車一つ通りません。


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こりゃ、確かにタクシー呼ばないと無理だわ。

あの親切なおっちゃんからもらった命綱だけが頼りです。


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泊まるのが三交インというホテルだったので、まず最初に三交タクシーに電話をしてみると無事にタクシーを回してもらえるとのこと。

よかったよかった。



ただ、ここでちょっとしたトラブルが発生します。


私が配車を頼んでから15分ほど待ってやっと来たタクシーに、別の外国人の方がそそくさと乗っていってしまいました。

私よりあとにきて近くの公衆電話から電話をかけていたので、「あれ?おかしいな」とは思っていました。


そのあとさらに5分ほど待つと同じく三交のタクシーが到着。


「○×△さん?」

伊勢弁なのかどうかは分かりませんが、訛りのまじった口調で外国人らしい名前を言われます。

いやいや、どうみても私、日本人でしょ?


「あれー??○×△さんから呼ばれてこっち来たんけどねー」


事情を説明し、おそらく私が頼んだタクシーにその人が乗っていたようであることを伝えます。

少し余計に待たされたのは仕方ないとして、とりあえずこのタクシーに乗れれば問題ありません。


「こちらも呼ばれきてるもんだから、違う人乗っけちゃうと大変やで一応無線で確認してみるで」


そうこうしていると、そこにまた次のお客さんが!

「おー、きたきた、早かった」

いやいやいやいや、ちょっと待ってください!


まさかの三つ巴でややこしい状況になりましたが、私もここで取り残されたらたまりません。

聞けば、伊勢市駅までというので、この際相乗りでどうでしょうということで話が決着。


そんな経緯で、たまたま伊勢市駅までご一緒したのが、なんとあのソフトテニスマガジンのカメラマンさんと、ライターさんというドラマのような展開に、私は一人驚きを隠せません。


この奇妙なご縁に、当初は「あの外国人観光客め、マナー守れよ!ちくしょう!!」と苛立っていたのが、むしろ感謝です。




とりあえず、無事にホテルに着いてほっと一息。

荷ほどきをしたら、ゆっくりお風呂に浸かって1日の疲れを癒します。

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風呂上がりはもちろん。

キリンの一番・・・

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一番好きな炭酸飲料、キリンレモン!!


本当はビールをかっ喰らってぐっすり眠りたいところです。

でも、2日目もあるので、今のうちに昼間撮影した膨大な画像データを整理してブログの下準備をしておかないと後が大変です。

ホテルの部屋で、作業を進めつつ長かった1日目が終了。




前日にフロントで確認したところ、この時期は5:00から伊勢神宮に入れますとのことでしたので、せっかくならと早起きして周辺散策。


伊勢神宮には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っている内宮と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)お祀りする外宮があります。

それ以外にも近隣に別宮や杜が点在し、100以上の宮杜すべてをふくめて神宮というそうです。

ホテルから外宮へは歩いていける距離でした。


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伊勢市駅の駅前から、外宮参道という一本道が続き、お土産屋やおしゃれなカフェが続きます。


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外宮参道を10分ほど歩くと、伊勢神宮の外宮に突き当たります。


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大きな鳥居をくぐって中に入ると、そこは木々に囲まれた静寂な場所でした。


ちなみに豊受大御神は、天照大御神の食事を司る神さまという位置づけもあり、お伊勢参りでも外宮から内宮の順にお参りするのが正しいそうです。


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内宮よりも500年ほどあとに造られたというこの外宮ですが、それでも1500年もの歴史があります。

一体、いつからここを見守っていたのかと思うほど、大きく立派な木々たち。


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伊勢神宮といえば、20年ごとに社殿を造り替える「式年遷宮」という儀式があることが知られています。

この外宮でも、内宮同様に20年に一度遷宮が行われるため、社殿自体は新しいものでした。


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気持ちの良い早朝散歩からのスタートで、今日もいいことありそうです。




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ちなみに、今回利用した三交インは2016年にできたばかりで伊勢市では一番新しいホテルだそうです。

設備も綺麗で充実しているうえ、伊勢市駅前という好立地もあってオススメです。


三交イン伊勢市駅前
https://www.sanco-inn.co.jp/ise/


競技2日目も午前中は男子個人戦(ダブルス・シングルス)が行われている伊勢市営庭球場へ。

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天気の良い春の大会だけにポカポカと暖かく、観戦にはもってこいの季節です。

全国大会の熱戦を横目に、レジャーシートを広げてお弁当でも食べたくなります。


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テントブースでは、メーカーの出店と並んで伊勢市のおみやげ売店も出店していました。

おみやげを買いに行く時間が節約できるうえ、全国への配送も対応してくれます。

大会運営を考えると、試合の進行ばかりに目が行きがちですが、こうして応援や観客の人が快適に過ごせる工夫は大切だと思います。



午後は女子団体戦を見るため、前日に続きサンアリーナへ移動。

車なら30分もかからずに移動できるはずですが、いかんせん公共交通機関のアクセスが不便です。


「金に糸目はつけねぇ」ということであればすべてタクシー移動もアリですが、それだと現地での移動代だけで宿泊費を軽々超えてしまううえ、呼んでもなかなかすぐには来ないため結局時間もかかってしまいます。


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2日目は市営庭球場の前からバスに乗って前日と同じ猿田彦神社前で途中下車。

そこから五十鈴川駅まで歩くというルートをとりました。

徒歩30分も普段ならなんてことないのですが、なにぶん重い荷物を背負って見知らぬ土地を歩くのは予想以上に大変でした。


何事も一旦やり始めるととことんこだわってしまう性格も相まって、最近はかなりの撮影機材を持ち歩いています。

三脚4本、ビデオカメラ4台、一眼レフ、MacBook・・・。

それらに付随する電源アダプターやら、予備バッテリーやら、交換用のレンズやら。


どうしても機動力が落ちるのを嫌ってキャスター付きのバッグなどではなく、無理やり大型ラケットバックに入れて背負っています。

大荷物を担いでひたすら歩きながら、「この大変さはいくらブログで書いても伝わらないだろうなぁ」

そうふと思い立ってすれ違う人に写真を撮ってもらいます。


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記念写真だか、証拠写真だかよくわからない写真をパチリ。


気になってあとで自宅に帰ってバッグの重さを測ってみたら、なんと16.6kg。

4歳になるうちの長男を背負って、ずっと歩き回っていたようなものです。

そりゃ、肩やら腰やら、あちこち痛くなるわけです。

体もそうですが、これでは大事なラケットバックが壊れてしまうと感じ、このとき以降はポリシーを曲げてスーツケースをゴロゴロ押して回るスタイルに変えました。



猿田彦神社から歩くこと30分ほどで五十鈴川駅へ到着。

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ここまでくれば、あとは駅前から出ている周遊バスに乗ってサンアリーナまでたどり着けます。


江戸時代に全国で流行したお伊勢参りでは、江戸からは片道15日間、大阪からでも5日間かけて伊勢まで参拝したそうです。

当時は、電車やバスなどないのは当然、道だって今のように整備されていなければ、アディダスのウォーキングシューズもありません。

それを考えれば、こんなことでヘコタレているわけにはいきません。


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バス、最高。



女子団体戦は前日の男子と比較しても進行が遅く、お昼過ぎの時点でまだ2回戦の終わりくらいでした。

こういうとき、インドアは客席に座ってゆっくり観戦できるのでありがたいです。

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ちなみに、サンアリーナの売店では、伊勢名物「赤福」が販売されていました。

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ここでもお土産を買いに行く時間が節約できて助かります。




昨年も女子団体戦の決勝が終わったときには21:00を回っていたという話を聞いていました。

私は22:00に伊勢市駅前を出発する夜行バスで帰るため、移動時間を考えるとちょうど21:00くらいがリミットです。


なんとか、決勝戦が21:00前に終了。



そこから観客席にいたOne315のエナミさんを見つけてお声掛け。

江南さんは滋賀県でNPO法人として活動されていて、ソフトテニスの競技普及や情報発信活動に取り組まれています。

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ネットではよく情報を拝見していたので、なんとかお会いできてよかったです。

今後とも、お互いソフトテニスを盛り上げていきましょう!



ついつい盛り上がって長話してしまいましたが、「21:00にタクシー呼べば余裕っしょ」と思っていたらここで誤算。


あ、タクシー呼んでもすぐ来ないんだった。

あのおっちゃんにもらった電話番号一覧に片っぱしから電話するも、営業終了で誰もでなかったり、「出払っているので無理」と断られたり。

5社かけてダメだった時点で、焦りを通り越して諦めの気持ちが。。


なんとか6社目で「タクシーをそちらに向かわせます」との言葉を聞けて一安心。


20分ほど待って、いよいよ焦る私の目の前に滑り込んできたタクシー。


「伊勢市駅から22:00の夜行に乗るんですけど、間に合いますか?」

「20分もあれば着くから大丈夫だよ」


タクシーに乗り込んだ瞬間、全身の力がふっと抜けるように安堵しました。



旅の総括のように、伊勢市駅に向かうタクシーのなかで運転手さんといろいろと会話をしていると、三重は県自体は有名じゃないけど、全国的に有名なものがたくさんあるという話でした。

伊勢神宮にはじまり、世界遺産の熊野古道、四日市コンビナート、忍者で有名な伊賀、松坂牛・・・。

「そうか、それも三重県か!」と思うものがたくさん。


ちなみに三重高校がソフトテニスの全国的な強豪校であるのは、運転手さんもご存知でした。

「やっぱり有名なの?」と聞かれたので、ソフトテニスをやっている人で三重高を知らない人はいないと思いますとお答えしました。

三重高は野球も強いとのことで、確かに今年のセンバツ高校野球でもベスト4まで勝ち上がっています。


「じゃ、すぐそこだからせっかくなら宇治山田駅も見ていきな」と、メーターを切って少しだけ遠回りして駅前を通ってくれました。

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近鉄の宇治山田駅は伊勢市駅から歩いていけるくらい近い距離にあります。

JR(旧国鉄)しかなかった時代は地元の人も伊勢市駅を利用していたものが、近鉄が通ってから次第にそちらに利用客が流れていったそうです。

天皇陛下が伊勢神宮に参拝する際にも宇治山田駅を利用されたそうで、駅舎は国の無形文化財にも指定されています。



最後の一滴までしっかり伊勢観光を楽しませてくれた、ホスピタリティの高い運転手さんに感謝しつつ、この旅は無事に終わりを告げました。

一度では味わいきれない、魅力あふれる三重。

次回は家族を連れて、またゆっくり観光にきます!



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